福岡店がオープンした直後、「フォアグラ」や「佐賀牛」という食材を使うがために、お客様が店に対して構えてしまった印象を受けました。だから「高いんじゃないか」という不安を与えないよう、また、高級食材を気楽に楽しんでほしいというコンセプトが伝わるよう、広告の出し方などには非常に気を遣いました。
福岡店開店から10か月ほどで香港店を2店舗オープン。できるだけ食材にこだわりたいというのは全店共通で、香港で使用するのもほとんど日本の食材。前日詰め込み、翌日朝発送といった風に、できるだけ新鮮さにはこだわっています。だから素材に驚かれるお客様がが多いですね。「何で野菜が甘いんだ!」「どうして生でこんなにおいしいんだ」って。
香港店をオープンさせて思うのが、やはり食に対する安全といった面から見ても、おいしさといった面から見ても、日本の食材が一番ということ。香港もどんどん高所得者が増えてきて、健康というキーワードはこれから日本より重視されていくんじゃないかと思いますね。
もちろん、大量一括仕入れではなく、食材一品一品で仕入れ業者が変わってくるから、コストとしては非常に苦労しています。ただ、今は原価率が多少上がっても、お客様にコンセプトを伝える時期ですからね。様子を見ながら無駄を省いて、原価率を下げていきたいと考えています。 |